おしゃれ地区 "El Born"(エル ボルネ) のピンチョスバル
日本でも大人気のピンチョス。スペインに来たなら、まずは食べておきたい一品ですよね。
それならせっかくだし、お洒落なエリアにあるピンチョスバルに行ってみたくないですか?
そもそもピンチョスってなに?
ピンチョスとは、スペイン北部のバスク地方発祥の食べ物で、スライスされたバゲットの上に具材が乗せられたもの。
Pincho(ピンチョ)=突き刺す という意味で、具材をつまようじで固定していたことからこう呼ばれるようになったそう。
なんでバルセロナでピンチョス?
ピンチョスってもともとバスク地方のものだし、それなら美食の街で有名なサン セバスチャンで食べたほうがよくない?
こう思う人もいるでしょう。私も全くその通りだと思います。
ただ、短い旅行期間中でそんなに多くの都市に行くことはできないですよね。費用もかさむし。
それなら、バルセロナで食べればいいじゃないか!というわけです。
東京にいれば、日本全国のグルメが堪能できるのと同じ感覚です。
El Bornって?どこにあるの?
バルセロナの中心にあるカタルーニャ広場とバルセロネタビーチのちょうど間に位置するエル ボルネ。
有名な観光どころのピカソ美術館や、サンタマリア デルマル教会(ラ カテドラル デルマルとも呼ばれる)があるせいか、観光客でいつも賑わっている地区です。
かと言って、La Rambla(ランブラス通り)にいるような、品が悪めの酔っ払いの観光客はほとんど見かけることもありません。
エル ボルネにはお洒落なバルやショップが多く、バルセロナの現地人もいいエリアだと認識しています。
[ GOLFO de BIZKAIA ]
バスク地方の料理がメインのSAGARDI Group(サガルディー・グループ)という、スペインをはじめ、ロンドン・ポルト・メキシコシティー・ブエノスアイレスにも店舗を構えるグループが経営するこちらのバル。
天気のいい日には、このちょうど正面の女性が座っている席の競争率が高くなるのは言うまでもありません。
スペインは基本、昼時は14:30-15:30、ディナー時は21:30-22:30がピークで、特に週末はどこもかしこもいっぱいで入れないこともよくあります。
17時以降に行くと、「20時まで昼休憩中」なんてことも珍しくありません。
19時が夕食時間の日本人にとっては、ちょっと辛いですよね。
でも安心してください。バルセロナは観光客が多いので、昼休憩なしで営業しているところも多々あります。
スペインでは基本どこのバルでも、席につくやいなや、飲み物の注文をとられます。
この時に、ピンチョがメインのバルでは「ピンチョ用のお皿いる?」と聞かれるので、ピンチョが食べたければお皿をもらいましょう。
ピンチョに刺さっているつまようじは、食べ終わったらお皿の上にとっといてくださいね。お会計のときに、いくつ食べたかをウェイターが数えるためです。
スペインでこのシステムが通用するとは、未だに信じられない私。絶対、つまようじポイッてしてる人とかいると思うw
スペイン語でメニューのことはCarta(カルタ)
え?カルタ?って思った人いるはず。
そう、あのカルタと同じ呼び名なんです。ここではちょっと意味が違ってくるのですが・・・
カルタについての話は長くなるので省略します。気になる人はググってくださいw
ピンチョ以外の一品料理を注文したい場合はカルタをもらうか、店内のブラックボードのオススメ品などを参考にするといいですよ。
今回私の胃へ到達したピンチョ達。
左からCabeza de cerdo(カベサ・デ・セルド):豚のあたま
キモイと言って喰わず嫌いな人が多いです。
なんでもかんでも食べてみたい私は大好物です。スペインは日本に負けず、結構ゲテモノ系食べます。
Queso roquefort (ケソ・ロケフォー):ブルーチーズ
やっぱりヨーロッパ来たなら、美味しいチーズが食べたいですよね。
どうやって調理してるのかは謎ですが、ふわふわよりな食感が楽しめるピンチョでした。
Pimiento relleno(ピミエント・レジェーノ):パプリカの詰め物
ピミエント・レジェーノはタパスでもよく見かける一品。
中身の具はタラを詰めたものや、ミンチの肉が詰まってるものまで様々。
中に何が入っているのかサプライズで食べてみる、なんて楽しみかたもありですよ。
ちなみに、今回はツナでした。
ビールはEstrella Damm(エストレージャ ダム)まさに、バルセロナ発のビールです。
こんな事言ったらバルセロナの人にぶん殴られそうだけど、私はあんまりEstrella Dammのドラフトは好きではありませんw
キンキンに冷えたビンなら好きなんですけどね。
スペインは地方や行くバーによって、ビールの種類が変わることがあります。
しかも種類が豊富なわけではないので、自分の好きな銘柄のビールが置いてあるバルだとかなり気分上がります。
手軽に食べれるのもピンチョスのいいところ。
ピカソ美術館の道をまっすぐバルセロネタの方に歩いて行くとあるので、観光中の休憩がてらに寄るなんてのもありかもしれないですね!
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