バルセロナで「缶詰め&漬け物」が楽しめちゃうバル
ランチ前にちょこっとタパスをつまみにビールやワインを軽く一杯飲むのが当たり前のスペイン人。
もちろんその後にしっかり食事をするのが前提なので、タパスは軽めのものが好まれます。
そんなサクッと行きたいときにおすすめしたいのがこちらのバル。
[ BODEGA Vidrios y Cristales ]
La Casa Xifréという、バルセロナの代表的な建物のひとつの中にあるこちらのバル。
有名なのもそのはず、この建物はスペインで初めて写真を撮影された場所なんです。
しかも驚きなのが、あの有名な画家ピカソが住んでいたということ!
ピカソはよくこの建物の屋上で絵を描いていたそうです。
ちなみに、その絵画たちはピカソ美術館でお目にかかれるそうです♪
メニューはLatas(缶詰め)とConservas(漬け物)をメインに、ワインやベルモットが楽しめるようになっています。
しかも偶然にもおしゃれ地区 "El Born"(エル ボルネ) のピンチョスバル - Kaigai Geekで紹介したバルと同じ系列のお店でした!
さすが、バルセロナではかなりブイブイ言わせてる飲食店グループなだけありますね。
風通しがよくて気持ちいいテラス席もあります。
太陽族のスペイン人はテラスが大好物なので、とくに春夏の時期になるとテラス席はあっという間に満席になります。
さらにバルセロナは太陽をこれでもか!と感じたい外国人観光客も多いので、かなり競争率高めです。
中に入ると、ドドーンっと壁一面に描かれたPescadero(漁師)のおっちゃんと思われる絵がまず目につきます。
店内は結構ゆったり広めで、大きなカウンターがひとつに樽のテーブルが3つくらいあったかな?
テーブル席に座ってゆっくりするというよりも、スペイン流に立ち飲みをする雰囲気のバルです。
ワインの種類の多さもさることながら、注目したいのは缶詰めの種類です。
あんまり知られていないと思いますが、スペインは缶詰めの種類がめちゃくちゃ豊富なんです。
このバルではお土産用として買うこともできるし、買ってその場でタパスとして提供もしてくれます。
私的にはかなりクオリティの高いブランドを取り扱っていて値段が若干高めなので、気になった缶詰めをその場で食べてみて、その後スーパーでお土産用に買うなんてのもアリだと思います。(スーパーの缶詰めセクションもかなり広め)
ちなみに私の大好物&おすすめは「ザル貝」の缶詰め。
レモンを一絞りして食べるのがスペイン流。マジでやみつきになります!
Sardinas en salazón(サーディンの塩漬け)
オイルサーディンなんかで聞いたことがあるかもしれませんが、日本でいうとこのイワシです。
スペインではSardina(サルディナ)と呼び、缶詰めのオリーブオイルづけだったり、塩焼きにして食べます。
この塩漬けを食べたのは今回が初で、何でも食べてみたい私は「この桶に入ったなぞの魚は何だ・・・?」と思うやいなや、即座に注文していました。
すると、上の写真で爽快なスマイルを見せてくれたCamarero(ウェイター)がさばき始めます。
で、これが仕上がり。
これは酒飲みにはたまらない一品です。
かなり塩っ辛いので、パンと一緒にいただきます。
ビールが進むのなんのって。
Aceitunas(オリーブ)
軽めのタパスの定番といえばオリーブ。
それもそのはず、スペインはオリーブオイルの生産量世界第一位の国で、オリーブの種類もハンパないんです。
さてこのバルのオリーブはと言うと、写真を見てお分りいただけるだろうか。
5cmはあると思われる巨大オリーブ!
こんなに大きいオリーブ日本じゃまず食べれないですよね。
しかもスペインでもこのオリーブをだす店ってそんなに多くないのに、1,5€(約200円)と破格値だったこともかなりの衝撃。
Vermú(ベルモット)
ビンではなく、樽生のベルモットが味わえちゃいます。
ひんやり甘めなので、ワインが苦手な人でも飲みやすいですよ。
Sifón(シフォン)と呼ばれるこの物体ですが、中には炭酸水が入っていてベルモットを薄めたいときに使います。
バルセロナではベルモットの飲めるお店で見かけないことはまずありません。
ちなみに結構勢いよく噴射してくるので、使う時は要注意w
勝手に総合評価
フード:★★★★★(缶詰め&漬け物の種類がこんなに豊富なバルは中々ない!)
プライス:★★★★☆(若干高いなぁと思うものが多々あり)
オシャレ度:★★★★★(入り口から見えるグラフィックとか超素敵)
Instagram: @fiestamos
Twitter: @kaigaigeek