マドリードから日帰りで行けちゃう『セゴビア』の旅
私は自他ともに認める大の旅行好きです。
今まで行ったことのない国に行くときなんかは、夜中に鼻血がでそうになるくらい興奮します。
でもやっぱ旅はお金がかかるので、しょっちゅう行けるもんでもないですよね。
しかも海外旅行となると航空券代もバカになんない!
でもこればっかりは抑えられない出費。
それならここは割り切って、せっかく交通費それだけかけて行くんだし、1都市でも多く行っといた方がお得感あると思いません?
てことで、スペイン旅行なら首都のマドリッドは行く確率が高いと思うので、マドリッドから日帰りで行けるセゴビアについてご紹介します。
セゴビアってどんな感じ?
Segovia(セゴビア)はマドリードの北部よりに位置する、カスティーリャ・イ・レオン州の中のある都市のひとつ。
小さい街なので、マドリードから日帰りで行っても十分満喫できます。
夏は平均最高気温28℃くらいでマドリードに比べると過ごしやすくて(マドリードは40℃近くいくこともある灼熱地獄)、冬はけっこう寒くて雪が降ることもしばしば。
ちなみに私の行ったのは4月の終わり頃でマドリードよりは若干肌寒く感じたけど、気候的にはベストかなって思います。
おすすめの時期は春・秋ですね!
マドリッドからの行き方 / 交通手段
マドリッドからはRenfeというスペインの新幹線に乗って行きます。
所要時間は約30分で、片道だいたい10€(約1,300円)でチケットが手に入ります。
チケットはオンラインで買えるので、好きな発着時刻(※時間によって値段の変動あり)に合わせて事前に買っておくと便利です。
こちらから購入できます。
出発駅はChamartín(チャマルティン駅)なので、Atocha(アトーチャ駅)に間違えて行かないように!
ご参考までに:私は12:00マドリッド発 / 18:30セゴビア発で行きましたが、街一周してお昼ご飯食べてバルでビールをゆっくり飲む時間があって・・・
かなりちょうどよかったです。
セゴビアに着いて一発目に思ったこと・・・
「何もねえ〜っ!」
駅から見える景色は草原な大地とバスが2台あるのみでした。
Googleマップでルートを検索すると、なぜか車か徒歩(徒歩とかありえない距離)という移動手段しかでてこないのでタクシーで行こうかと思ったのですが、その辺にいたおばちゃんに聞くと11番のバスが中心街行きだと言うので乗り込みます。
チケット代は一律で片道2€(約260円)で、15分であっという間に到着します。
本数も結構多めな感じだったので、わざわざ高いお金だしてタクシーに乗る意味はないです。
チェックしておきたい主要観光スポット!
- Acueducto de Segovia(水道橋)
セゴビアと聞けば、まずはじめに思いつくのは水道橋でしょう。
セゴビアの象徴ですね!
ていうかこの水道橋が街のメインなので、まず見過ごすことはないと思いますがw
古代ローマ時代に建てられたもので、驚きなのが接着剤なしで石のみを上手く積み上げて造られているらしい。
ローマ人の技術すごっ!!!
そりゃあ世界遺産にも登録されるよな、と感心します。
写真を見て人が豆粒のようなのでお分かりかと思いますが、全長813m / 高さ28mで超巨大!
これにはマジで圧巻でした。
- Catedral de Santa María de Segovia(セゴビア大聖堂)
Plaza Mayor(マジョール広場)という、セゴビアのメイン広場にあるこちらの大聖堂。
その大きさと、エレガントなたたずまいから「大聖堂の貴婦人」とも呼ばれているらしい。
しかも200年近くかけて造られた、スペイン最後のゴシック様式ともなると見過ごさずにはいられないだろう。
入場料は一般3€〜(約390円)で、まぁお手柔らかなお値段です。
ガイド付きなんかも選べるみたいなので、詳しくはここからチェックして下さい。
(営業時間も季節や曜日によって変わるので要チェックです)
- Alcázar de Segovia(アルカサル)
アルカサルとはスペイン語で「城」という意味で、ムーア様式(アラブ系)のお城のことを指します。
スペインには有名なアルカサルがいくつかあるのですが、このセゴビアのアルカサルは世界遺産に登録される重要文化財です。
それだけにとどまらず、なんと白雪姫の城のモデルになったそうな!
(この写真だと若干わかりずらいんで、よかったらググって下さいw 納得できるアングルの写真いっぱいでてきます)
確かに写真右側に見えるとんがりコーンのような屋根とか、かなりディズニーランドを感じますわ。
入場料についてはいくつかオプションがあったのですが、Entrada Completaという宮殿・ミュージアムと、セゴビアが一望できる塔へのアクセスがあるチケットがおすすめです。
お値段は8€(約1,040円)です。
音声ガイドのオプションが付けれたりもするので、詳しくはこちらをチェックして下さい。
Plaza la Reina Victoria Eugeniaという広場がすぐ隣にあるので、そこから眺めるこのセゴビアの景色も最高です。
なぜかこの光景、シムタウンを思い出すのは私だけだろうか。
セゴビアは日本人観光客が多いっぽくて、観光案内プレート(道の角とかにこっち行ってねって方向表示してあるやつ)なんかも日本語で表記されていたので、地図は不要でした。
街自体そんな大きくないので観光する場所がいっぱいあるってわけではないですが、そのひとつひとつがスペインの中でも重要な建築だったり、見所がかなりあるなと思ったのが正直な感想。
多分、世界史好きな人とかヤバイと思います。
ロームレスとレムス像です。
見たことない人からすると「ナニコレ?」って感じだと思うので参考までに:狼の乳を飲むふたりの少年です。
ローマ神話にでてくる双子の兄弟で、ローマ建築者だと言われています。
そりゃあ、あんだけ立派な水道橋たてたならこの銅像があるのも当たり前ですね。
ちなみにローマにはこれの何倍もの大きさの同じ像があるんですよ。
セゴビアの裏メインはこれだ!
セゴビアの街をひと通り見終わったところでそろそろお昼の時間です。
さて、セゴビアといえば水道橋のイメージが強すぎるのですが、忘れちゃいけない裏メインがあるんです・・・
それは・・・
子豚の丸焼きです!
食い意地をはっている(いやグルメなだけのはず)私とミゲルは、ぶっちゃけ観光よりもこの子豚の丸焼きをメインにセゴビアにやって来ました。
これを食べずにセゴビアの街を去るなんてご法度です。
子豚の丸焼きが食べれるレストランはいくつかあるのですが、その中の2大有名店をご紹介しておきますね。
- Meson de Candido(通称カンディド)
- Casa Duque(カサ ドゥケ)
私は一つ目のカンディドに行ったので、その食レポは後日改めてします。
ヨダレとまらせませんよ。
こんな贅沢はあるのかい?!
これは全く無計画だったのですが、食後にまぁまぁ時間が余ったので「ビールでもちょっくら飲んどきますか!」となりました。
もうお腹はいっぱいでタパスが美味しいとかそういうのはどうでもいいのでとにかく太陽を浴びられるテラス席を探していると、偶然にもチェーンのバルLa Sureñaを発見したので入ることに。
で、席についてから「てか、水道橋めちゃくちゃ目の前にあるじゃん!」と驚く。(気づくの遅い)
しかもビール5本で4€(約520円)とか、価格破壊がおこっていることにもさらに驚く。
世界遺産を目の前にテラス席でビールを飲む・・・
こんな贅沢なかなかできないですよ!
観光地めぐりもいいですが、こういう風にスペイン人ならでは(昼間っからビールとかガンガン飲む)のスタイルを楽しんでみるのも悪くないですよ♪
最後になりましたが、セゴビア産のChocolate artesano(手作りチョコレート)がやたら売店で売られていたので、お土産にひとつ買ってみるといいかもしれないです。
「セゴビアの思い出」って書かれてますしw
写真がないので、売っているウェブサイトから写真が見れるようにリンク貼っておきますね。
私はうっかり買い忘れて帰りの電車で思い出したことが後悔でなりません。泣
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