スペインでコチニージョ(子豚の丸焼き)を食べる in セゴビア

前回の記事マドリードから日帰りで行けちゃう『セゴビア』の旅 - Kaigai Geekでお伝えしたとおり、セゴビアで食べた想像を絶するうまさだった”コチニージョ”の食レポです。

私の何年か越しの願いがやっと叶った瞬間でもありました・・・

 

 
コチニージョとは? 

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Cochinillo(コチニージョ)またの名をLechón(レチョン)とは、生まれて2ヶ月以内のミルクのみ飲んで育った子豚のことを指します。

このコチニージョを豪快に丸焼きにしたものをCochinillo Asado(コチニージョ アサド)と言い、スペインではポピュラーな料理で、中でもセゴビアのコチニージョは一流品と位置づけられています。

セゴビアから近いのでマドリッドでも有名で美味しいとこあるみたいですが、せっかくなら本場の地で食べたいですよね〜。

 

 

そこでたどり着いた先がこちら!

 

 

Meson de Candido

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セゴビアの子豚の丸焼き=カンディド(店の名前)と言ってもいいくらい、知らない人はいないでしょう。

私自身はじめてスペインに旅行に行ったときに食いのがし、マドリッドに住んでいた時にもその日に限って悪天候で電車が動かず行けじまい。

など、なぜかいつも機会を逃してきたんですね〜

なので、「セゴビアでコチニージョを食べるなら、何が何でもカンディドで食べるんだ!」と心に誓っていました。

 

 

予約すら困難と聞いていたのですが、時期もあったのかそんなに前もって予約しなくても大丈夫でした。

でも予約は必須です。

 

 

では中に入りましょうか。

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店内はかなり広くて(多分3階建て)、私らは2階の窓際の席に通されました。

ぶっちゃけ想定内ではなかったのですが、ちょうど水道橋は真横に見える席だったんですね〜。

これはラッキー!

行ったのが平日ってこともあり、昼ピークの3時にも関わらずそこまで混んでなかったからかな?

なので、とりあえず窓際の席に座れるか聞いてみるといいですよ!

空いていれば通してくれるはずなので。

 

 

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著名人もかなり訪れている場所なので、まぁ写真が多いこと。

基本私にとっては知らない人多めなのですがw

ちなみにメダルを首から下げたおじいちゃんをもし店内で見かけたら、それはカンディドのオーナーです。

コチニージョまるまる一匹頼むと、そのテーブルに出向いて話はじめるらしい。

そしてカンディドの伝統である、子豚の丸焼きを皿で切ってその皿を床に投げつけるという儀式を行う。

肉がそれだけ柔らかいんだ!というのを証明するために包丁なしでも切れるってのを見せてるんだけど、皿を割る理由は全く謎w

なんか暴力的だよね?w

まぁこれがこのお店のスタイルということで・・・

Youtubeでいい感じのビデオ見つけたんで貼っときます。子豚の丸焼きは皿で切るんだ!

 

 

お店のサービスは早くて特に文句はない感じです。

まぁ強いて言うなら、きっとみんな同じ注文しかしないから、慣れを通りこして流れ作業っぽさは感じました。

ちなみにスペインは基本サービス悪いんで、笑顔ゼロで全然フレンドリーじゃないとか結構普通です。

はじめのうちはイラっとすると思いますが、「スペインはサービスが悪いのね!」と思って気にしないのが一番ですw

でもこれに慣れると、逆に日本のサービスが異常なんじゃないかくらいに思えてきます。

 

 

おしゃれ地区 "El Born"(エル ボルネ) のピンチョスバル - Kaigai Geekでも言ってるのですが、スペインの飲食店はとりあえず飲み物の注文だけは先に取りに来ます。

で、今回は肉だし、赤ワインでしょ!ってことでワインを注文しました。

ワインにすごくこだわりがあって好きな銘柄があるとかなら別ですが、そうじゃないならVino de la casa(ビノ デ ラ カサ)と言って、お店がセレクトしてくれるワインを頼むのがおすすめです。

基本「味よし!値段よし!」のワインを選んできてくれるので。

お値段は11,36€(約1,400円)でした。安っ!

 

 

ワインで乾いたのどを潤したところで

 

 

そんなに待つこともなく、前菜として頼んだ一品がでてきました。

 

 

子豚の丸焼きの前に・・・

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Judiones de la granja con oreja de cerdo - 10,50€(約1,365円)

白インゲンと豚の耳をじっくり煮込んだ料理。

コチニージョと肩を並べるくらい、セゴビアではお決まりの一品です。

素材のうまみがぎっしり詰まった、残った汁もパンにしみ込ませて食べるのがツウ。

ちなみにパンは無料ではなく、2,72€(約353円)でした。

たまにこのお店みたいにお金とる店もありますが、ボッタクリとかではないので悪しからず。

こういう煮込み系の料理をスペイン語でPotaje(ポタヘ)と言うのですが、セゴビアやマドリッドなど冬は結構冷え込む日が多いので、そんな時にこの”ポタヘ”がすごく恋しくなります。

 

 

さて、ポタヘで少し空きっ腹を満たしたところで・・・

 

 

子豚の丸焼きがやって参りました!

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Cochinillo asado al estilo de Cándido - 25€(約3,250円)

一匹まるごとじゃないんかいっ!

期待を裏切ってしまってスミマセンw

でもさすがに二人でそんな量食べきれないので、一人前を各自頼みました。

食べる量にもよりますが、一匹注文するなら6人以上じゃないとキツイと思います。

 

 

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写真で分かりますかね?

外の皮がパリッパリなんですよ!

でも中はとろける柔らかさ。

しかも「油っぽくて胃もたれするかな〜」とか思ってたけど、全っ然そんなこともなく。

ポタヘ食べた後だし、一人前って言ってもわりと量多めでしたが、無事完食。

長年の夢が叶った瞬間でした。

 

 

かなり満腹になったのですが・・・

 

 

これまたセゴビアの伝統デザートがあると言うので、こりゃあ頼むしかない!

 

 

 ということで、普段甘いものはあまり食べないのですが

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Tarta de ponche segoviano - 7€(約910円) 

ウィスキーの香りがほんわり香るケーキ頼んじゃいました。

「かなり甘そうだな〜!」っていう予想とは裏腹に、カスタードがいい感じの甘さで意外とサッパリめ。

コーヒーを一緒に頼めば、もう言うことなしです。

 

 

 

日本では子豚の丸焼きなんてなかなか食べれないですからね!

スペイン、いやセゴビアに行ったら絶対食べてきてください。

 

 

 

予約はホームページからできます。

予約フォームを記入して、あとはメールで返事待ちです。

私の場合、予約した日の2・3日後くらいには返事がきました。

www.tripadvisor.jp

 

 
勝手に総合評価

フード:★★★★★(5つ星に決まってるでしょ!)

プライス:★★★★☆(高いけど、このロケーションならば妥当なので)

オシャレ度:★★★★☆(お洒落というよりは昔ながらの雰囲気を感じられる)

 

 

 

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