スペインでコチニージョ(子豚の丸焼き)を食べる in セゴビア
前回の記事マドリードから日帰りで行けちゃう『セゴビア』の旅 - Kaigai Geekでお伝えしたとおり、セゴビアで食べた想像を絶するうまさだった”コチニージョ”の食レポです。
私の何年か越しの願いがやっと叶った瞬間でもありました・・・
コチニージョとは?
Cochinillo(コチニージョ)またの名をLechón(レチョン)とは、生まれて2ヶ月以内のミルクのみ飲んで育った子豚のことを指します。
このコチニージョを豪快に丸焼きにしたものをCochinillo Asado(コチニージョ アサド)と言い、スペインではポピュラーな料理で、中でもセゴビアのコチニージョは一流品と位置づけられています。
セゴビアから近いのでマドリッドでも有名で美味しいとこあるみたいですが、せっかくなら本場の地で食べたいですよね〜。
そこでたどり着いた先がこちら!
Meson de Candido
セゴビアの子豚の丸焼き=カンディド(店の名前)と言ってもいいくらい、知らない人はいないでしょう。
私自身はじめてスペインに旅行に行ったときに食いのがし、マドリッドに住んでいた時にもその日に限って悪天候で電車が動かず行けじまい。
など、なぜかいつも機会を逃してきたんですね〜
なので、「セゴビアでコチニージョを食べるなら、何が何でもカンディドで食べるんだ!」と心に誓っていました。
予約すら困難と聞いていたのですが、時期もあったのかそんなに前もって予約しなくても大丈夫でした。
でも予約は必須です。
では中に入りましょうか。
店内はかなり広くて(多分3階建て)、私らは2階の窓際の席に通されました。
ぶっちゃけ想定内ではなかったのですが、ちょうど水道橋は真横に見える席だったんですね〜。
これはラッキー!
行ったのが平日ってこともあり、昼ピークの3時にも関わらずそこまで混んでなかったからかな?
なので、とりあえず窓際の席に座れるか聞いてみるといいですよ!
空いていれば通してくれるはずなので。
著名人もかなり訪れている場所なので、まぁ写真が多いこと。
基本私にとっては知らない人多めなのですがw
ちなみにメダルを首から下げたおじいちゃんをもし店内で見かけたら、それはカンディドのオーナーです。
コチニージョまるまる一匹頼むと、そのテーブルに出向いて話はじめるらしい。
そしてカンディドの伝統である、子豚の丸焼きを皿で切ってその皿を床に投げつけるという儀式を行う。
肉がそれだけ柔らかいんだ!というのを証明するために包丁なしでも切れるってのを見せてるんだけど、皿を割る理由は全く謎w
なんか暴力的だよね?w
まぁこれがこのお店のスタイルということで・・・
Youtubeでいい感じのビデオ見つけたんで貼っときます。子豚の丸焼きは皿で切るんだ!
お店のサービスは早くて特に文句はない感じです。
まぁ強いて言うなら、きっとみんな同じ注文しかしないから、慣れを通りこして流れ作業っぽさは感じました。
ちなみにスペインは基本サービス悪いんで、笑顔ゼロで全然フレンドリーじゃないとか結構普通です。
はじめのうちはイラっとすると思いますが、「スペインはサービスが悪いのね!」と思って気にしないのが一番ですw
でもこれに慣れると、逆に日本のサービスが異常なんじゃないかくらいに思えてきます。
おしゃれ地区 "El Born"(エル ボルネ) のピンチョスバル - Kaigai Geekでも言ってるのですが、スペインの飲食店はとりあえず飲み物の注文だけは先に取りに来ます。
で、今回は肉だし、赤ワインでしょ!ってことでワインを注文しました。
ワインにすごくこだわりがあって好きな銘柄があるとかなら別ですが、そうじゃないならVino de la casa(ビノ デ ラ カサ)と言って、お店がセレクトしてくれるワインを頼むのがおすすめです。
基本「味よし!値段よし!」のワインを選んできてくれるので。
お値段は11,36€(約1,400円)でした。安っ!
ワインで乾いたのどを潤したところで
そんなに待つこともなく、前菜として頼んだ一品がでてきました。
子豚の丸焼きの前に・・・
Judiones de la granja con oreja de cerdo - 10,50€(約1,365円)
白インゲンと豚の耳をじっくり煮込んだ料理。
コチニージョと肩を並べるくらい、セゴビアではお決まりの一品です。
素材のうまみがぎっしり詰まった、残った汁もパンにしみ込ませて食べるのがツウ。
ちなみにパンは無料ではなく、2,72€(約353円)でした。
たまにこのお店みたいにお金とる店もありますが、ボッタクリとかではないので悪しからず。
こういう煮込み系の料理をスペイン語でPotaje(ポタヘ)と言うのですが、セゴビアやマドリッドなど冬は結構冷え込む日が多いので、そんな時にこの”ポタヘ”がすごく恋しくなります。
さて、ポタヘで少し空きっ腹を満たしたところで・・・
子豚の丸焼きがやって参りました!
Cochinillo asado al estilo de Cándido - 25€(約3,250円)
一匹まるごとじゃないんかいっ!
期待を裏切ってしまってスミマセンw
でもさすがに二人でそんな量食べきれないので、一人前を各自頼みました。
食べる量にもよりますが、一匹注文するなら6人以上じゃないとキツイと思います。
写真で分かりますかね?
外の皮がパリッパリなんですよ!
でも中はとろける柔らかさ。
しかも「油っぽくて胃もたれするかな〜」とか思ってたけど、全っ然そんなこともなく。
ポタヘ食べた後だし、一人前って言ってもわりと量多めでしたが、無事完食。
長年の夢が叶った瞬間でした。
かなり満腹になったのですが・・・
これまたセゴビアの伝統デザートがあると言うので、こりゃあ頼むしかない!
ということで、普段甘いものはあまり食べないのですが
Tarta de ponche segoviano - 7€(約910円)
ウィスキーの香りがほんわり香るケーキ頼んじゃいました。
「かなり甘そうだな〜!」っていう予想とは裏腹に、カスタードがいい感じの甘さで意外とサッパリめ。
コーヒーを一緒に頼めば、もう言うことなしです。
日本では子豚の丸焼きなんてなかなか食べれないですからね!
スペイン、いやセゴビアに行ったら絶対食べてきてください。
予約はホームページからできます。
予約フォームを記入して、あとはメールで返事待ちです。
私の場合、予約した日の2・3日後くらいには返事がきました。
勝手に総合評価
フード:★★★★★(5つ星に決まってるでしょ!)
プライス:★★★★☆(高いけど、このロケーションならば妥当なので)
オシャレ度:★★★★☆(お洒落というよりは昔ながらの雰囲気を感じられる)
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マドリードから日帰りで行けちゃう『セゴビア』の旅
私は自他ともに認める大の旅行好きです。
今まで行ったことのない国に行くときなんかは、夜中に鼻血がでそうになるくらい興奮します。
でもやっぱ旅はお金がかかるので、しょっちゅう行けるもんでもないですよね。
しかも海外旅行となると航空券代もバカになんない!
でもこればっかりは抑えられない出費。
それならここは割り切って、せっかく交通費それだけかけて行くんだし、1都市でも多く行っといた方がお得感あると思いません?
てことで、スペイン旅行なら首都のマドリッドは行く確率が高いと思うので、マドリッドから日帰りで行けるセゴビアについてご紹介します。
セゴビアってどんな感じ?
Segovia(セゴビア)はマドリードの北部よりに位置する、カスティーリャ・イ・レオン州の中のある都市のひとつ。
小さい街なので、マドリードから日帰りで行っても十分満喫できます。
夏は平均最高気温28℃くらいでマドリードに比べると過ごしやすくて(マドリードは40℃近くいくこともある灼熱地獄)、冬はけっこう寒くて雪が降ることもしばしば。
ちなみに私の行ったのは4月の終わり頃でマドリードよりは若干肌寒く感じたけど、気候的にはベストかなって思います。
おすすめの時期は春・秋ですね!
マドリッドからの行き方 / 交通手段
マドリッドからはRenfeというスペインの新幹線に乗って行きます。
所要時間は約30分で、片道だいたい10€(約1,300円)でチケットが手に入ります。
チケットはオンラインで買えるので、好きな発着時刻(※時間によって値段の変動あり)に合わせて事前に買っておくと便利です。
こちらから購入できます。
出発駅はChamartín(チャマルティン駅)なので、Atocha(アトーチャ駅)に間違えて行かないように!
ご参考までに:私は12:00マドリッド発 / 18:30セゴビア発で行きましたが、街一周してお昼ご飯食べてバルでビールをゆっくり飲む時間があって・・・
かなりちょうどよかったです。
セゴビアに着いて一発目に思ったこと・・・
「何もねえ〜っ!」
駅から見える景色は草原な大地とバスが2台あるのみでした。
Googleマップでルートを検索すると、なぜか車か徒歩(徒歩とかありえない距離)という移動手段しかでてこないのでタクシーで行こうかと思ったのですが、その辺にいたおばちゃんに聞くと11番のバスが中心街行きだと言うので乗り込みます。
チケット代は一律で片道2€(約260円)で、15分であっという間に到着します。
本数も結構多めな感じだったので、わざわざ高いお金だしてタクシーに乗る意味はないです。
チェックしておきたい主要観光スポット!
- Acueducto de Segovia(水道橋)
セゴビアと聞けば、まずはじめに思いつくのは水道橋でしょう。
セゴビアの象徴ですね!
ていうかこの水道橋が街のメインなので、まず見過ごすことはないと思いますがw
古代ローマ時代に建てられたもので、驚きなのが接着剤なしで石のみを上手く積み上げて造られているらしい。
ローマ人の技術すごっ!!!
そりゃあ世界遺産にも登録されるよな、と感心します。
写真を見て人が豆粒のようなのでお分かりかと思いますが、全長813m / 高さ28mで超巨大!
これにはマジで圧巻でした。
- Catedral de Santa María de Segovia(セゴビア大聖堂)
Plaza Mayor(マジョール広場)という、セゴビアのメイン広場にあるこちらの大聖堂。
その大きさと、エレガントなたたずまいから「大聖堂の貴婦人」とも呼ばれているらしい。
しかも200年近くかけて造られた、スペイン最後のゴシック様式ともなると見過ごさずにはいられないだろう。
入場料は一般3€〜(約390円)で、まぁお手柔らかなお値段です。
ガイド付きなんかも選べるみたいなので、詳しくはここからチェックして下さい。
(営業時間も季節や曜日によって変わるので要チェックです)
- Alcázar de Segovia(アルカサル)
アルカサルとはスペイン語で「城」という意味で、ムーア様式(アラブ系)のお城のことを指します。
スペインには有名なアルカサルがいくつかあるのですが、このセゴビアのアルカサルは世界遺産に登録される重要文化財です。
それだけにとどまらず、なんと白雪姫の城のモデルになったそうな!
(この写真だと若干わかりずらいんで、よかったらググって下さいw 納得できるアングルの写真いっぱいでてきます)
確かに写真右側に見えるとんがりコーンのような屋根とか、かなりディズニーランドを感じますわ。
入場料についてはいくつかオプションがあったのですが、Entrada Completaという宮殿・ミュージアムと、セゴビアが一望できる塔へのアクセスがあるチケットがおすすめです。
お値段は8€(約1,040円)です。
音声ガイドのオプションが付けれたりもするので、詳しくはこちらをチェックして下さい。
Plaza la Reina Victoria Eugeniaという広場がすぐ隣にあるので、そこから眺めるこのセゴビアの景色も最高です。
なぜかこの光景、シムタウンを思い出すのは私だけだろうか。
セゴビアは日本人観光客が多いっぽくて、観光案内プレート(道の角とかにこっち行ってねって方向表示してあるやつ)なんかも日本語で表記されていたので、地図は不要でした。
街自体そんな大きくないので観光する場所がいっぱいあるってわけではないですが、そのひとつひとつがスペインの中でも重要な建築だったり、見所がかなりあるなと思ったのが正直な感想。
多分、世界史好きな人とかヤバイと思います。
ロームレスとレムス像です。
見たことない人からすると「ナニコレ?」って感じだと思うので参考までに:狼の乳を飲むふたりの少年です。
ローマ神話にでてくる双子の兄弟で、ローマ建築者だと言われています。
そりゃあ、あんだけ立派な水道橋たてたならこの銅像があるのも当たり前ですね。
ちなみにローマにはこれの何倍もの大きさの同じ像があるんですよ。
セゴビアの裏メインはこれだ!
セゴビアの街をひと通り見終わったところでそろそろお昼の時間です。
さて、セゴビアといえば水道橋のイメージが強すぎるのですが、忘れちゃいけない裏メインがあるんです・・・
それは・・・
子豚の丸焼きです!
食い意地をはっている(いやグルメなだけのはず)私とミゲルは、ぶっちゃけ観光よりもこの子豚の丸焼きをメインにセゴビアにやって来ました。
これを食べずにセゴビアの街を去るなんてご法度です。
子豚の丸焼きが食べれるレストランはいくつかあるのですが、その中の2大有名店をご紹介しておきますね。
- Meson de Candido(通称カンディド)
- Casa Duque(カサ ドゥケ)
私は一つ目のカンディドに行ったので、その食レポは後日改めてします。
ヨダレとまらせませんよ。
こんな贅沢はあるのかい?!
これは全く無計画だったのですが、食後にまぁまぁ時間が余ったので「ビールでもちょっくら飲んどきますか!」となりました。
もうお腹はいっぱいでタパスが美味しいとかそういうのはどうでもいいのでとにかく太陽を浴びられるテラス席を探していると、偶然にもチェーンのバルLa Sureñaを発見したので入ることに。
で、席についてから「てか、水道橋めちゃくちゃ目の前にあるじゃん!」と驚く。(気づくの遅い)
しかもビール5本で4€(約520円)とか、価格破壊がおこっていることにもさらに驚く。
世界遺産を目の前にテラス席でビールを飲む・・・
こんな贅沢なかなかできないですよ!
観光地めぐりもいいですが、こういう風にスペイン人ならでは(昼間っからビールとかガンガン飲む)のスタイルを楽しんでみるのも悪くないですよ♪
最後になりましたが、セゴビア産のChocolate artesano(手作りチョコレート)がやたら売店で売られていたので、お土産にひとつ買ってみるといいかもしれないです。
「セゴビアの思い出」って書かれてますしw
写真がないので、売っているウェブサイトから写真が見れるようにリンク貼っておきますね。
私はうっかり買い忘れて帰りの電車で思い出したことが後悔でなりません。泣
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この「半熟スパニッシュオムレツ」を食べずにマドリッドは語れない
突然ですが、スペインの家庭料理って食べたことありますか?
有名どころでいうとガスパッチョ(トマトの冷製スープ)とかスパニッシュオムレツ、実はパエリアも立派な家庭料理なんですね〜。
で、私はそういう家庭の味を感じるタパス(日本でいう”おばんざい”みたいな感じ)が大好きで、気づくとそれ系のタパスが食べれるバルをいつも探しています。
そう、久しぶりに来たマドリッドでも無意識のうちに来ちゃっていました・・・
手づくりの味しみる、半熟スパニッシュオムレツが食べれる店に!
Malasaña(マラサーニャ)という、マドリッドのヒップスター地区に位置するこちらのバル。
昼間でもなぜかカーテンが半閉め状態なのがいつも気になります。
このお店のイチオシは何を隠そう、スパニッシュオムレツ。
スパニッシュオムレツは卵・じゃがいも・玉ねぎ・オリーブオイルで作られるとってもシンプルな料理なのですが、作る人によって硬さも違えば厚みも違う、オリジナリティーのある味が売りでそこがミソ。
結構いろんなところでスパニッシュオムレツを食べてきたが、ここのバルのオムレツは私の舌をうならせる旨さなのだ。
私が行ったのは木曜の午後17時すぎだったので、ちょうどランチ時のピークが去った後でいくつか空席がありました。
それでも10分もたたないうちにあれよあれよと席は埋まり、いつの間にか満席になる人気店。
ここのバルはほんといつも混んでいるので、時間帯を見計らって行くことをおすすめします。
でも基本的に日本の食事時間(昼12:00~13:30 / 夜18:00~19:00)の間はそんなに混んでないです。
ちなみに、ベストは私が行った17時すぎ。
昼食後でスペイン人は誰もいないし、観光客もまだディナーには若干早い時間なので。
このバルがなんでこんなに有名なのかと言うと、開業120年以上のめちゃくちゃ長い歴史を持っているんです。
かなり長寿ですね。金さん銀さんより歳上です。
この写真をよーく見ると、壁一面にビンが飾ってあるの分かります?
これはビールやワインの空き瓶で、ラベルの違いで時代を感じられるのが見所なんです。
こういうのはミュージアムでは見れないリアリティーな歴史がありますからね。
歴史の話はそこそこに、タパスにテーマをうつして参ります。
Mojama de atún extra de Barbate - 12€(約1,560円)
マグロの塩漬け。
しかもBarbate(バルバテ)っていう、一流のマグロ産地で有名な場所から来てると言うではないか。
これは注文せずにはいられないだろう・・・
塩っ辛いので、添えてあるアーモンドとPico(極小の固いパン)と一緒にちょっとづつ食べていきます。
ビール、ガンガン進みます。
一品目で余計に食欲にエンジンがかかったところで、もう出しちゃおうと思います。
・・・おっ?
でもやっぱりもう少し渋っちゃうw
こちらはスパニッシュオムレツを頼むともれなく無料でついてくるバゲットと、ビールを注文するとこれまた自動的に無料でついてくるタパスです。
やっぱマドリッド最高。
そういえば、バルセロナには1杯+無料タパスの文化がなくてよく文句を言っていたことを思い出しました。
※マドリッドでもパン代をチャージする店や、タパス付けてくれない所もたまにあります。
じゃあ今度こそ行きますよ。
・・・!!!
Pincho de tortilla - 2.99€(約388円)
トルティージャ de パタタ〜っ!(スペイン語でスパニッシュオムレツのことをこう呼びます)
マドリード行きが決まってから待ち遠しくて仕方がなかった。
やっとこの瞬間が来ました。
このなんとも言えぬ半熟加減・・・
もうこの汁だくならぬ、玉だくがはみ出ているのにお気づきでしょうか。
もう少しヨリで見てみましょう。
ナイフなしでフォークだけで切れる柔らかさ。
中のじゃがいもはホロッホロで、玉ねぎの甘みがしっかり効いたお味。
うっ、うますぎるぅ〜!
お皿の上に流れてしまった卵も残さずしっかりバゲットでぬぐって食べましょう。
これがスペイン流です。
ちなみに、私は今回ピンチョ(一切れ分)を注文しましたが、もし4人以上であればUna entera(ホール)で頼むのをおすすめします。
もう一品とりあえず頼みたかったので・・・
Alcavhofas a la parillada - 13.95€(約1,810円)
アーティチョークのグリルも注文しました。
周りにいた他のお客さんがこぞって食べてたのと、店員さんに「トルティージャ以外のおすすめは?」と聞いたらこれだと言うので。
味つけは岩塩のみで、アーティチョーク本来の味とオリーブオイルの風味が心地よい一品でした。
日本では中々食べれないと思うので、スペインに来たら是非トライしてみてほしい一品です。
Pilsner Urquell - 3.49€(約453円)
このバルの面白いところは、ビールがなぜが全て外資系。
というのも、マドリードのバルは大体がMahou(日本でいうアサヒビール的な存在)を取り扱っているんですよね。
でもここのバルは、このチェコ産のピルスナー・ウルケルや、ギネスビール、ブリュードッグ(スペインのバルで見かけるのはかなり稀)なんかを置いてます。
私のようなビール好きにはたまらないバルです。
もちろんワインの種類も豊富なので、ワイン党の方も十分楽しめるのでご安心を!
せっかくスペイン来たらならワイン飲みまくりたいですからね。
勝手に総合評価
フード:★★★★★(玉だくスパニッシュオムレツはここでしか食べれない)
プライス:★★★★☆(基本若干高め。でもオムレツはやたら安い。)
オシャレ度:★★★★★(モダンお洒落ではなく、アンティークを感じられる)
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スペインで絶対に行くべき「プチプラブランド」はこれだ!
アイルランドに住むようになってからTOPSHOPに通いつめている私・・・
だってスペインではオンラインショップのみで、閉店してしまったから恋しくて仕方がなかった。
で、なんで閉店したのかは知らないのですが、(まぁ売れてなかったってことだよね?)スペインでTOPSHOPのようなブランドが生き残るのって結構大変なんじゃないかな〜?なんて、自分的に思いました。
何でかって?
・・・それはスペインにはプチプラブランドが多すぎるから!!!
ということで、今日はスペインに行ったらなら100%寄るべきお店をご紹介します。
関連記事:日本未上陸!スパニッシュBOHO系ブランド 'natura' - Kaigai Geek
「INDITEX」系列
まず、ちょっとだけINDITEXについて触れたいと思います。
知らない人なんているのか?!と思うくらい有名な、あの「ZARA」を筆頭に、数多くのブランドを手がけるスペインファッション界の重鎮です。
ショッピング街を歩いていて、INDITEX系列のブランドを見かけないことはまずない!ってくらい、かなりの数です。
さて、PULL&BEARはと言いますと、一見Bershka(日本にもあるね!)っぽいんですが、柄ものやデニムの種類が多かったり、どちらかと言うとカルフォルニアチックでカジュアルな要素強めな感じです。
スーパーでは普通だけど、服屋で無人レジを発見したのは初めてなので思わず一枚。
スペインも意外とテクノロジー進んでるんですよ!w
私としては「簡単に盗めちゃいそう…」と、スリの多いスペインだからこそ思う心配ごとなんかも思い浮かびますw
PULL&BEARの夏物トップス系はZARAと同じくらいの価格帯で、大体どれも16€(約2,080円)いかないものがほとんど。
でもワンピースなんかはZARAよりも断然安くて、20€(約2,600円)以下のものばかり!
私的に、BershkaとかTRF(ZARAのカジュアルライン)が好きな人は絶対気にいるブランドだと思います♪
INDITEXグループの中でも最安値のプチプラブランドがこちら。
年齢・性別関係なくみんなに愛されるブランドってのがコンセプトらしく、レディース・メンズはもちろん、キッズ・ベイビーのセクションとバラエティー豊富です。
ちなみに、ミゲルは無地のセーター(めっちゃ使える)がお気に入りでよく買っています。
価格帯はトップス系だと10€(約1,300円)前後のものばかりで、15€(約1,950円)を越えようもんなら、それは高級品になるくらいw
もうマジで安い!
こんだけ安けりゃ、「一回洗濯したくらいでダメになっちゃうんじゃないの〜?!」
なんて思われそうですが
いやいや、全然そんなことありません。
実際私はよく仕事着を買っていましたが、逆に長持ちして驚いたくらい。
これだけプチプラの話しといてなんなんですけど、もうちょいクオリティーにこだわりたい人にはこんなブランドもあります。
ベーシックなアイテムよりも奇抜なデザインに惹かれる人におすすめのブランド。
お値段はかなり強気な感じで、ZARAの3倍はするものがほとんど。
でもクオリティーはやっぱり上なので、ちょっと高くても質にこだわりたい人向けです。
Pijo(ポッシュ)系ブランドと言われているこちらのブランドは、エレガントなスタイルが好みな人向け。
UTERQUEに比べると物によっては値段も控えめなものもありますが、やはりZARAと比較するとやや高め。
ちなみに男性用のスーツなんかも売っていて、300€(約39,140円)もあればヨーロピアン仕込みのお洒落スーツが手に入れられちゃうんですよ?
これは行くっきゃないです。
スペインブランドではないけど、日本未上陸なブランド
カリフォルニア発のイタリアンブランド。
ティーン向けのブランドって言われてるけど、別にティーンじゃない私でも大好きなブランド。
日本だとローズバッドでセレクトアイテムとして売られてたけど、今も取り扱いあるのかな?
ZARAなんかに比べると5€(約650円)くらい値段がやや高めだしスペインブランドではないけど、日本で買うと普通の白Tで5,000円近くはするようなブランド。
行く価値は大いにアリです◎
(バルセロナ・マドリッド共に2店舗あります。)
カリフォルニアガールの雰囲気を感じるようなデザインが多い。
しかもシンプルなデザインのものが多くて、シルエットがしっくりくるところが私は大好き。
基本ワンサイズで、日本人の体型には合いやすいサイズ感だと思う。
ちなみに152cmの私でも問題なく着れるものばかり。
個人的には夏物が特にオススメ!
アイルランド発のプチプラブランド。
ヨーロッパではかなり人気で、スペインだけでも50店舗以上はある。
見所はマドリッドのグランビア通り(日本で言う表参道的な?)にあるフラッグシップ店。
本場アイルランドのプライマークなんて目じゃない、5階建ての超巨大店!
(オープン当初は整理券なしでは入れないくらいの混雑でした・・・)
プライマークのいい所は服だけではなく、メイクアップ・インテリアデコレーション・旅行グッズなど、かなり幅広い商品を扱っているところ。
スーツケースがたったの50€!で買えるのはかなりの衝撃でした。
ここだけの話、服はすごい安っぽく感じる物が多くて買ったことがありませんw
でも安心してください。
決してデザインがダサいわけではないので、アクセサリー・ポーチ・靴下とか、つい買っちゃう物が多いです。
H&Mの姉妹ブランド。
ヨーロッパでは結構いろんな国にあるけど、アジアだとまだ韓国にしか上陸していないみたい。
正直、H&Mは値段がゆえに素材が悪い物も沢山ある。
でもこのブランドはそのイメージをぶち壊すべく、値段は高めでクオリティーを重視している。
それでもバカ高いわけではないので、「素材が良いものなら少しお金をかけたい!」
そんな人におすすめです。
アンダーウェア(下着)/ 部屋着 / ビキニ
イタリア発のCALZEDONIAグループに属するブランド。
私のお気に入りブランドで、スペインに住んでる時はもちろん、今でもスペインに行く度に絶対寄る行きつけですw
以前はVictoria's Secretしか買わないゾ!みたいな妙なこだわりがあったのですが、TEZENIS(テセニス)に出会ってからは、すっかりヴィクシーの存在なんて忘れてしまっています。
ちなみに女性用だけではなく男性用、さらにキッズまで取り扱いがあるので、家族やカップルでも行けちゃうかもね?
ブラジャーとか基本の下着以外にも柄タイツやストッキング系も売っているので、冬場は特に重宝します。
私のおすすめは、ショーツ3枚好きなの選べて12.9€(約1,677円)ってやつ!
古い下着をつけてると運気下がりますからね。
常にアップデートですよ!
日本にも進出してるけど、この際だしスペインで買ったほうが断然安いので・・・
同じ系列のこのツーブランドもおすすめです。
ビキニのボトムスがイチオシ。
(ビキニのボトムスってやたら消耗が早くて、トップだけ生き残ったりしますからね・・・)
最安値のモノで15€(約1,950円)と、かなり手頃な価格。
TEZENIZよりも大人っぽさ重視でカジュアルさを減らした感じです。
おそらくそのせいで、お値段はTEZENIZに比べると若干高めになります。
こちらもメンズありです!
OYSHO(オイショ)と、なんだかヨッコイショみたいな名前のこちらは、INDITEXグループのアンダーウェアなどを専門に扱うブランド。
海外の下着ってやたらセクシーなだけみたいなイメージがあるかもしれないですが、OYSHOは女性らしさを際立てる華奢なデザインが多いのも魅力のひとつ。
個人的にはボディースーツとか、ナイトドレスなんかが特におすすめです。
メイク / コスメ / 化粧品
ファッションの首都ミラノ発の、スペインではNYXと肩を並べる人気のプチプラコスメティックブランドです。
価格帯は
アイシャドウ:2.50€〜(約325円)
リップ:5€(約650円)前後
マスカラ:7-8€(約900~1,000円)
これだけ安いなら、何色かまとめ買いしたってそんなに痛手にはなりませんw
私のオススメはアイメイク系。
特にウォーターシャドウはつけ心地抜群で、艶っぽい目元にしてくれるのが最高。
あとはカラーアイペンシルとか、「夏はちょっと色が強めのものを使いたい!」そんな時はもうKIKOで買うしかありません。
だってこんなに安いんだもの!w
化粧品の他に私が超おすすめするのはマニキュア。
私のように、ショートネイル / 単色が好きな人は絶対買うべき。
なにがいいかって言うと、まず剥がれにくい!
そして、中身がすぐドロドロ(開封するとちょっと固まってくるやつ)にもならないから、ワンシーズンだけじゃなく長く使える!
しかも基本5€(約650円)くらいでめっちゃ安いのに、セールの時期なんか1€(約130円)で買えちゃったりもするからビックリ仰天。
お土産にしても喜ばれるかも?
他にもこんなオプションもありまっせ
スペインの知る人ぞ知る、百貨店です。日本でいうタカシマヤ。
スペイン現地の基礎化粧品が買いたければ、この百貨店内にある美容セクションに行くのが一番です。
他にもヘアケア用品なんかも置いてるので、一緒にチェックしてみるのもいいかも。
私のおすすめはbabariaっていう、アロエベラとか使った自然派コスメブランド。
敏感肌の私でも無問題でした!
関連記事:日本の化粧品をやめてビオデルマを愛用するわけ - Kaigai Geek
スペインの大手スーパーマーケットです。
基本は普通のスーパーなのでコスメセクションは小さめなんですが、結構やり手の化粧品が多いんですよね。
しかも、値段もかなり安くて(このスーパー自体、全体的に安い)思わず買わずにはいられない衝動にかられますw
メイクはマスカラが特におすすめで、ケア用品ならボディークリーム2€(約260円)はかなりコスパのいい良質品です。
関連記事:スペイン国民の強い味方!メルちゃんが愛される理由 - Kaigai Geek
ショッピングとかで軽く使える会話くらいは覚えとくといいですよ!
スペインは英語しゃべれる人少ないですからね〜
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Twitter: @kaigaigeek
バルセロネタの魚介系バルで味わったタパスの衝撃。
スペイン料理っていうと、まず真っ先に思いつくのって何ですか?
やっぱパエリア?・・・だよね?w
それもそのはず。
だって、スペインは魚介類をかなり食べる国なんですもの。
例えばタコをモンスターだと思い込んで食べない国とかもありますが、スペインでは普通に食べます。
むしろスペインでは、タコはお値段のはる食材です。
まぁそんなわけでタコの話はさておき、地中海に位置するバルセロナも魚介類を使った絶品料理が沢山あるんです。
で、バルセロナには「バルセロネタ」という漁業で盛んだった地区があるのですが、そのバルセロネタのとある魚介系バルで驚きの一品に出会っちゃったわけです。
Barceloneta(バルセロネタ)とは?
バルセロネタはもともと漁師町として栄えていた地区で、現在は魚介系のレストランやバルが集まる最もHOTな場所として注目されています。(美味しいパエリアが食べれるのもこのエリア!)
他にも、地中海クルーズの豪華客船なんかがとまるポイントでもあるPort Vellという港もすぐ近くにあるので、散歩がてら周辺を回ってみるのもおすすめ。
そして忘れちゃいけないのが、バルセロナで最も有名なバルセロネタビーチ。
でも、ぶっちゃけ水があんまり綺麗じゃないし観光客で溢れまくっているので、泳ぐのにはあんまりおすすめしないかな。
もしビーチ目的で行くなら、ちょっと歩くけどPlatja del Bogatellあたりまで行った方がいいです。絶対に。
バルセロネタを満喫するならビーチサイドのレストランやバルに入る、もしくはビーチ沿いをブラついてバルセロナの雰囲気を味わうのがベターです。
関連記事:
テラス席で楽しむ「バルセロネタのビーチレストラン」 - Kaigai Geek
夏だよ!スペインのビーチBARってこんな所だよ! - Kaigai Geek
[ EL NOU RAMONET ]
カタルーニャ料理と魚介類をメインにしたお店で、パエリアの種類なんかも豊富みたい。
先に言っときますが、今回はパエリア目的で行ったわけではないのでパエリア情報はないのでご堪忍っ!
トップバッターはこちら
Buñuelos de bacalao con salsa pil pil - 6.95€(約925円)
メディテラニアン(地中海)フードで、バルセロナではよく食される鉄板タパス。
バカラオ(鱈)のすり身を小麦粉につけてオリーブオイルで揚げたもので、はんぺんの具材に似たような感じかな?
食感がフワフワッなのが特徴。
しかも小さいボール型なので、たこ焼きみたいな感じで次から次へとパクパクいけちゃいます。
ちなみにこのブニュエロス デ バカラオは、salsa pil pilっていう鱈・オリーブオイル・ニンニク・チリからできている、バスク料理で有名なソースがかかっているのもポイント。
こりゃあスペインでしか味わえないお味です。
マドリッドなんかでは基本見かけないタパスなので、バルセロナに来たなら試しておくべき一品!
お次はこちら
Cucurucho de chipiones fritos - 6,95€(約925円)
揚げホタルイカです。
これはバルセロナじゃなくてもアンダルシア地方なんか特に、結構どこでも食べれるかなってとこはあるのですが、一度はトライしておいて欲しい一品。
日本だとホタルイカっていうと沖漬けが定番な感じですが、スペインではフリート(揚げ物)にして食べるのが一般的。
ちなみにこの量でこのお値段なんて、バルセロナではかなりリーズナブルです。
衣に包まれたイカは、なんだかテディーベアーのようで愛くるしかったので記念に一枚。
さてさて・・・
お次はお待ちかねっ!!!
えっ?バーナー?
なになに直焼き?!
ちょっ、めっちゃ炎上してるけどっ!!!
そんな私を横目にガンガン焼いていく店員さん。
さて、その正体とは・・・
Parrillada de sardinas al romero cocinadas en directo - 7.95€(約1,050円)
・・・イワシの直火焼きです!
この店の一番のウリだと私が信じてやまない一品。
スペインってイワシとかししゃもとかよく食べるんですよね。
でもこんな風に目の前で炙ってくれたのは初めてで、私は興奮がおさまりませんでした。
ふっくら肉厚のイワシに、ほんのりローズマリーの香りがアクセント。
そりゃあ、ビールも進んじゃうわけだ。
値段もかなり、というか安すぎです。
このお店に来たなら、注文必須!の一品です。
Pilsner Urquell
バルセロナなのにエストレージャ・ダムじゃなくて、なぜかピルスナー・ウルケルというチェコ産のビールでした。
私はこのビール大好きなので、言うまでもなく大満足でしたが。
私はタパスとかつまみ大好き派なのでガッツリ食事はしませんでしたが、食事メインで行くにもいい感じの場所です。
ちなみに姉妹店CAN RAMONETもあって、私が行ったときは時間帯もあるのかもしれないですが(ちょうど17時くらいでお客さんが全然いない時間)サービスが超悪かったので、ビールだけ飲んで何も注文しませんでした。
メニューもチラッと見た感じそそられるものが少なかったので、もしどっち行くか迷うことがあるなら断然El NOU RAMONETの方がいいですよ。
勝手に総合評価
フード:★★★★★(イワシのインパクトがありすぎたので5つ星にしちゃうっ)
プライス:★★★★☆(特に高くもなく安くもなく。まぁ平均です。)
オシャレ度:★★★☆☆( よーく見ると安っぽいデコレーション使ってたりする)
Instagram: @fiestamos
Twitter: @kaigaigeek
バルセロナ発!新世代ファストフードを追求する「グルメバーガー専門店」
先日渋谷にロサンゼルス発のFATBURGERがオープンしましたね。
もうマックのハンバーガー食べてるとか時代遅れじゃない?と思うくらい、世界的なグルメバーガーブームを感じています。
ここスペインでも、この数年でグルメバーガー専門店がかなり増えてきています。
今日はその中でも、”新ファストフードのスタイル”を追求しているバルセロナのグルメバーガーショップをご紹介します。
もちろん、バルセロナで知らない人はいないくらい大人気のお店ですよ!
[ BACOA ]
2010年にわずか15席のスペースでオープンした、スペイン人×オーストラリア人夫婦が経営するバロセロナ生まれのバーガーショップ。
「スロープロセスのファストフード」という理念をモットーに、厳選された高級食材を使い調理されたものはすべて自家製と、トコトンこだわりまくっているお店。
ハンバーガーのメインになる100%のオーガニックビーフとBACOAの特注するバンズは、もちろん全てバルセロナで生産されています。
この店のさらに驚くべきところは食材のみにはとどまらず、
使い捨てになる紙ナプキンはリサイクル紙、ナイフ・フォーク・容器はすべてバガス(サトウキビを搾ったあとのカスの部分)からできた、エコフレンドリーな素材しか使っていないんです。
ここまでこだわるのには理由があって、
オーストラリアで育ったオーナーは幼少期からサーフィン通して海に入ることが多くて、彼にとって「海は特別な存在で守らなけらばならない場所」という強い思いが反映されているんだそう。
今までのファストフードのかたちとは全く逆って感じだけど、これからの時代こういうお店の方が支持されるんだなって思います。
ちなみに、こういうエコにこだわったお店(ビーガンレストランとか)がバルセロナには結構多いんですよね。
前置きはほどほどに、お店に突撃っ!
little BACOAと可愛らしいネーミングのこの店舗、実はBACOAの第一号店!
バルセロナの有名な観光場所のひとつにもなっている、サンタ・カタリーナ市場のちょうど後ろにある小さなお店です。
多分開店当初と変わらない、15席しかないと思われる広さでした。
BACOAの座席は大っきくて区切りのない長テーブルを使っていて特徴的なのはいいんですが、その分隣の知らない人と割と距離感近めです。
なので、個室が好き!ってタイプの人はカウンター席に座った方のが気楽だと思います。
さっそく注文してみましょうか!
メニューはイラスト付きで説明されていてとっても分かりやすい。
しっかり具材の説明もしてあるので、何が入ってるのか分からないなんてこともありません。
ハンバーガーの肉はビーフの他にもチキン / ビーガンから選べるようになってるので、肉食じゃない人だって大丈夫。
これだけはハズせないっていう好きな具材があれば、お好みでトッピング追加もできちゃいます。
向かって右下に見えるサイドメニューに注目。ポテトだけで4種類もあるんですけど!
もちろん全てお店でカットされたジャガイモで、冷凍のものなど一切使っていません!
ちなみに私は食べ損ねたんですけど、(食ってねーのかよって!)
BACOAオリジナルのBRAVAS BRUTALESという、スペイン特有のブラバソースとアリオリ、さらにソーセージシチューがかかったものがイチオシ!らしい。
今想像しただけでヨダレがした垂れ落ちそうになってるよ・・・
自分好みのハンバーガーを頭の中で想像できたら、注文表にマークしていきます。
この時、バンズを3種類の中から選びます。
- クラシック白パン
- 全粒粉パン(ホールミール)
- ブリオッシュ(卵・バター・牛乳入り)
パン嫌いな人なら、BOWLというサラダのオプションからも選べます。
飲み物も全てチェックし終わったらカウンターに行ってお会計。
番号札が渡されるので、あとは座る場所を確保して待つのみ!
注文したものはテーブルまで運んできてくれるので、取りに行く必要はありません。
はい、それではお待ちかねのハンバーガーの登場です!
JAPONESA - 6.5€(約900円)
通称ハポネーサ(ジャパニーズ)は名前からも分かるように、テリヤキソースでパンチを効かせものです。
バルセロナでテリヤキソースとか微妙じゃね?という声が聞こえてきそうですが、いやこれがね、自家製マヨとのハーモニーがたまんないんですよ。
邪道かもしれませんが、個人的に超おすすめです。
LA BACOA - 8.50€(約1,120円)
BACOAのベストセラーです!
さすが人気第一位を獲得するだけあって、値段もかなり強気ですね。
ベーコン・チェダーチーズ・マンチェゴチーズ etc……とにかく具沢山!
なに頼むか迷っているなら、とりあえずこれを注文しとけば間違いないです。
王道なハンバーガーが好きなミゲルはいつもこれしか注文しません。
MORITZ
せっかくバルセロナにいるんだし、全部バルセロナのもので埋め尽くしたい!
その要望を叶えるなら、バルセロナ生まれのMORITZビールも飲んでおくべきです。
同じバルセロナ発のライバル的存在Estrella Dammの方がポピュラーですが、私はMORITZの方が深みのある味でおすすめです。
バルセロナに5店舗・マドリッドに1店舗あって、お店ごとに営業時間が違うので行く前にチェックしといた方がいいですよ。
ここからチェックしてちょ↓
Best burgers in Barcelona and Madrid - Bacoa Burger
Instagram: @fiestamos
Twitter: @kaigaigeek
夏だよ!スペインのビーチBARってこんな所だよ!
みなさん夏の予定はもう立てていますか?
夏夏うるせえなコイツ!といい加減言われそうなので口をつつしみたいところですが、太陽の国スペインは夏なしには語れない場所だということを思いだしてしまったのです。
で、そのスペインの夏とは切っても切れない関係なのがビーチBAR!
なんでって?それは今日の記事を読めば納得しちゃうってば。
Chiringuitoは夏の風物詩
Chiringuito(チリンギート)とはビーチバーのことで、日本でいうとこの"海の家"です。
ビーチサイドのレストランもチリンギートの部類に入ることもあるのですが、今回は砂浜に建てられる「夏のみ期間限定のチリンギート」にフォーカスします。
太陽族のスペイン人はとにかくビーチが大好きで、夏になれば一日中海で過ごす日があるのも当たり前。(紫外線が悪いと知られてなかった時代の人たちは、オリーブオイル塗って朝から晩まで日光浴してたんだって。。。恐ろしい!)
しかも8月は1ヶ月まるごと休みなどロングバケーションを取るのが普通なので、一年の中で一番盛り上がってる時期も必然的に夏になります。
そうなると、海辺にあるチリンギートはスペイン人にとっては無くてはならない存在になるんですよね。
オープン時期についてですが、スペイン南部のアンダルシア地方なんかは4月の下旬頃から開き始めます。
バルセロナは確かもう少し遅いスタートで、9月の終わり頃まで開いていたと思います。
(地域によって異なります)
ただの休憩処ではない、スタイリッシュなくつろぎ処
先ほど"海の家"と言いましたが、実はちょっとニュアンスが違うところもあります。
というのも、海の家は海に行ったついでの休憩処ってイメージですが、チリンギートはビーチバーとしてそのもの自体がメインになっている場所です。
なので、普通のお洒落なレストランとなんら変わりないデコレーションだったり、雰囲気づくりにはかなり力が入っています。
BARと言ってもフードも充実しているので、海水浴ぬきにランチをしに訪れる人なんかもいます。(場所によってはただ空腹を満たせるだけの、味は期待できるようなフードじゃないこともあるので見極める必要あり)
ちなみにチリンギートに入るのに水着のみで行くと、田舎モンでお行儀が悪いと思われることもあるので要注意。
男性の上半身裸で海パンのみの場合も同様です。イタイ人扱いされます。
ビーチを眺めながら過ごすリッチな時間
DJの流すいい感じのミュージックに浸りながらシーシャなんか吸っちゃって、自家製モヒート片手にサンセットを眺める・・・
こんな贅沢なくないですか?!
別にセレブじゃなくたってこんなことできちゃうだよ?!
ていうか、ビーチが目の前にあるってだけで十分なのに、これだけのエンターテイメントが味わえるのもチリンギートだからこそ。
何よりも「せっかくの休みなんだから、ビーチ眺めながら好きなお酒飲んでストレスフリーに過ごしたいでしょ!」
こんな風に思いながらスペイン人は夏の時間を有意義に過ごします。
関連記事:テラス席で楽しむ「バルセロネタのビーチレストラン」 - Kaigai Geek
英語読める人限定になっちゃうんですけど、このサイトでバルセロナのチリンギートについてかなり細かく紹介されてるのでチェックする価値ありです。
The best chiringuitos in Barcelona
Instagram: @fiestamos
Twitter: @kaigaigeek