日本を離れて思う”美のスタンダード”
気づけば日本を離れて今年でもう5年になります。
ヨーロッパ・オセアニア・南米に住んできた私ですが、日本を離れてみると自分の中の”常識”が良くも悪くも変わります。
そんなことをふと思っていた時に気づいたのが、私自身が思い描いていた”美のスタンダード”が変化しつつあるということ。
そこで今回は、日本を離れて自分を客観的に見た結果起こった変化について書いてみることにしました。
「美」とはなんだ?!
細い=スタイルがいいという定義
「あれ、ちょっと痩せた?」って言われたらうれしいですか?
私はうれしいです。ていうか、うれしかった?
私の体型は日本でいうとかなり普通。特にデブでもなければガリガリでもない。
日本にいた頃は痩せたいからって為だけに運動してたし、多少の食事制限など「痩せる」ってことのみを考えていた。
そんな私に転機が訪れた。
留学先のマルタで出会った友達に「もっと食べなよ!そんなガリガリでどうすんのさ!」と言われたのです。
マルタの半年間で10kg近くは太ったであろう私には考えられない一言だった。
そこで思ったのが、細いってことだけが魅力ではないんじゃないかということ。
それからというもの、どうせ運動するなら筋肉つけてメリハリボディになった方がいいと思って筋肉重視の運動をするようになった。
あんなにこだわっていた体重は増えているのに、見た目は明らかに引き締まった体になっていくのが分かる。
食事もただカロリー制限にこだわるのって疲れるけど、筋肉づくりにリンクすると思うと楽しい。
これはあくまで私の一例ですが、なかなか痩せないとかって悩むくらいなら、いっそ痩せることだけに集中するのをやめてみるのはどうでしょうか?
細い=スタイルがいいなんていうのは、ただの定義にしかすぎません。
余談ですが、日本は巨乳にしか注目されませんが、他の国に行くと案外巨ケツの方が人気だったりします。
なので、お尻を鍛える女子って多いんですよ。ブラジルの女子なんてケツ筋しか鍛えないらしい。
美白にこだわる理由
ちょうど20歳くらいの頃でしょうか。黒コギャル時代を経て、美白命に徹していた私。
正直、美白にそんなに憧れていたわけではなく、どちらかと言うと流行りというものに洗脳されていた感じでした。
で、その2年後にその美白イズムのままマルタ島での留学がスタート。
マルタは地中海のど真ん中にあって一年中温暖な気候ってこともあり、週末はビーチでのんびりするのが当たり前。
ルームメイトのフランス人の子なんて、真っ白な肌がゆでタコになるくらい毎週末ビーチ三昧。
その光景を目の当たりにした私は「こんなに綺麗な海があるマルタって場所をただの流行りにのった美白イズムのせいで楽しみきれていない!」そう思ったんですね。
それからというもの美白への妙なこだわりはなくなり、美白時代に幕を閉じました。
別に日焼けすることをゴリ押ししているわけではありません。
でも美白でいなきゃいけないっていう呪いから何かを楽しめないのは、すごく勿体無いなと思います。
少しくらい日焼けしたって大丈夫。テクノロジーの進化のおかげで、しみなんてチャチャっと取れるいい機械が発明されると私は思ってますw
ちなみに欧米では「ソバカスってセクシー」なんて言われるので、ちょっとくらいソバカスできたっていいんじゃない?
モテ系というカテゴリー
私は日本に住んでいる頃から「モテ系」に少し疑問を抱いていました。
気持ちはわかります。
みんな誰でもセクシーに見られたい!とか、カッコイイって思われたい!っていう欲望があるのは普通だと思います。
でもこれを着ないとモテない、この髪型にすればモテるみたいなのって少し強引すぎると思いませんか?
ていうか大体、そのモテスタイルって誰基準だよって感じだしw
海外でも流行りはあります。
でもあくまで流行のスタイルってだけで、みんなそれを自分の好きなジャンルに落とし込んでいるんですよね。
その上で、私がこの世で一番だ!って思っている感じ。モテるは結果論。
無理して自分に似合っているのかも分からないモテ系に執着する必要なんてありません。
私は日本の「カワイイ」とは遠ざかってるけど、むしろこっちの方が自分にしっくりきちゃってます。
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